聴覚障害者になったら・・・福祉施策はどのようになってるの?

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難聴と診断されたら、次に気になるのが福祉についてですね。

ここでは、聴覚障害のある方に向けた福祉対策はどのようになっているのか?
見ていきましょう。

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金銭的な割引や助成金

税金の減免

「障害者控除」といって市民税や県民税、所得税、相続税などが減免されます。

運賃の割引

JRや私鉄に100km以上乗車した場合、運賃が割り引かれます。

自治体によっては、地下鉄などでも同様のサービスを行っていたり、タクシーの割引チケットを配布しているところもありますので、自治体へ確認してみましょう。

また、バスでも障害者割引が使えることがあったり、フェリーや航空運賃の割引もありますので、乗車券を買う前に確認されると良いでしょう。

公共施設での割引

多くの映画館や美術館、博物館などでは障害者割引が存在します。
ほとんどの場合、障害者本人と付き添い1名の料金が割引対象となっています。

FAXや補聴器導入の際の助成

FAXやインターホンが鳴った際に光るランプなど、日常生活に必要なものの給付を受けることができます。

また、補聴器を購入する際に購入金額の何割かを負担してくれる自治体もありますので、購入前に確認されると良いでしょう。

そのほかの割引

自治体によっては、自動車の運転免許を取得する際に助成金が出る場合もあります。

また、有料道路の利用料や自動車税の減免、NHKの受信料割引や、障害者が運転しやすいように車を改造する際の費用が助成されたりと様々な割引が適用されることもありますので、自治体にどういった割引が受けられるか確認してみましょう。

障害者年金の受給

重い聴覚障害の場合、条件に該当される方は障害者年金を受給することができます。
該当される条件については自治体に確認されると良いでしょう。

自治体によっては福祉窓口には受けることのできるサービスを一覧でまとめたパンフレットが置いてあるところもあり、パンフレットを読むと自分の知らなかったサービスが載っている場合もありますので、一度、自治体の福祉窓口で確認することをおすすめします。

このようなサービスは、使って損をすることはありませんのでどんどん活用していきましょう。

人や犬の力を借りる

要約筆記通訳者の派遣

病院への通院や会社での会議など上手く聞き取れずに困るような時は、要約筆記通訳者を行政から派遣してもらうことができます。

要約筆記通訳者は医師の発言や会議の話し合いなどを要約して紙に書いてくれますので意思の伝達がスムーズにいったり、会議の内容を正確に把握することができるのです。

聴導犬の利用

聴導犬は専門の訓練を受けており、聴覚障害者に音が鳴ったことを教えてくれます。

例えば赤ちゃんが泣いていたら赤ちゃんのもとへ誘導してくれたり、非常ベルが鳴っていたら避難経路へ誘導してくれたりと聴覚障害者の耳の代わり担ってくれるのです。

聴導犬とともに暮らすことで生活が豊かになる場合もありますし、聴導犬がいることで安心するという方も少なくありません。

施設への入所

一定の条件を満たせば聴覚障害者が集う施設へ入所することができます。

施設では主に重度や高齢の聴覚障害者を対象としているところも多く、入所を希望される方は自治体の福祉窓口へ相談してみましょう。

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